SDGsについての取り組み

「未来に魚がある暮らしを繋げていく」

有限会社エスペランスは、お客様と共に魚の可能性を生み出し、進化し続け、未来に繋げていくことを目指します。
私たちは会社設立時から、愛媛や瀬戸内海の魚を仕入れ・販売する中で「未利用魚」の活用や食育活動に力を入れてきました。「SDGs」に繋がるこれまでの取り組みの継続はもちろん、これからはさらに“魚屋としてできること”を発信していこうと思います。

  • 魚屋としてできること2030
  • 海の資源を大切に
  • フードロス削減

環境に配慮した商品であること

海の資源を守る

ここ10年ほどで海水温の上昇により、漁獲される場所・魚種・量が北上しており、“本来漁獲される時期に魚が獲れない”、“漁獲される魚の種類が変わった”などの問題が起こっています。
そこで、認知度や漁獲量など様々な理由で市場に出回らない「未利用魚」を『食べ慣れていない魚種だから』『旬じゃないから』→『売れない」→『売らない・仕入れない』ではなく、美味しい食べ方を提案できる魚屋であることに努めることで、限りある海の資源を廃棄することなく、循環に繋がるのではないかと考えています。
「未利用魚」を“使い勝手の良い、便利なお魚”として提供することで、“知名度が高い魚”の獲りすぎ問題も少なくなり、漁獲された魚が余ることなく流通・消費され、海の資源を大切にしていくことができます。お客様には、真新しさや商品としての新鮮さを楽しんでいただき、愛媛県・瀬戸内海を知ってもらう機会になれば幸いです。

家庭ゴミ・店舗でのゴミの削減

魚屋がお客様に“食べる直前までの状態”で魚を提供できれば、内臓・アラなどの家庭ゴミが大幅に削減されます。当社は、内臓やアラなどもエネルギーに変換できる産業廃棄業者を利用しています。また、2022年春から「食品乾燥機」・「スチームコンベクション」を導入し、アラ・皮・骨等も美味しく食べられる商品の開発に向けて動いています。生鮮食品である魚の消費期限は短いですが、最新の冷凍技術では美味しさを保持したまま、加熱用の切身魚は約3か月、お刺身用のお魚は約1か月の保管ができます。ご家庭で「消費期限内に食べられなかった」、飲食業のお店で「予約がキャンセルになった」等での廃棄が減り、冷凍庫にストックすることで計画的に消費することが可能です。

漁獲量と製造者のバランスがとれていること

魚屋さんの働き方について

従来の魚屋さんでは、旬の時期のものは大量に漁獲されて魚市場に並ぶため、大量の魚をその日のうちに捌きることが大変でした。そこで私たちは、自社の経験や知識を最大限に使った下処理を施し、最新の冷蔵・冷凍技術を導入することで良好な鮮度を保持しつつ保管ができるようになり、旬の時期のものを計画的に仕入れ、労働者に無理のない作業計画のもと、作業を行っています。

不安定な水揚げに対応できるように

これまでは天候に左右される漁獲量に比例し、台風や強風の日は数日間、臨時休業をしなければなりませんでした。鮮度を保持したまま冷蔵・冷凍保管が可能なため、労働時間が安定し、安心して勤務をしてもらえます。

健康に配慮した商品であること

時短・簡単で健康に良いお魚料理をご提供

誰でも簡単に調理できる商品をご提供いたします。野菜を組み合わせたときにバランスの良いメニューになるように、切身魚のグラム数を工夫し、“3ステップで誰でも失敗せずに美味しく作れるレシピ”を添付してお魚の販売を行っています。

誰でも簡単に調理できて、楽しく食べられる商品であること

骨抜きをしている

小さいお子さんや高齢者の方は、骨があるからという理由で食べることを控えているという声をよく聞きます。骨を取り除いていることで安心して魚を食べていただけます。

切身魚の大きさを工夫している

10分で美味しい魚料理ができあがるように、切身魚の大きさを工夫しています。お仕事からの帰宅後すぐに「今日のごはん何?」「ご飯はまだ?」と家族に急かされる時には、時短レシピが重宝されます。レストランの厨房でもお客様に早く提供することが求められるため、加熱用の切身魚は解凍時間を10~15分に、火が通るまでを約7分で完了するように設計しているので、その分を他の調理時間に充てることができます。

職人さんでなくても、
魚を調理することができる

魚を捌くという工程をお家や厨房で行わず、調理にすぐとりかかることができる状態で、魚料理に合わせた切身魚をご提供しています。オールマイティーに使える商品も良いですが、敢えて個別の魚料理を想定し、その料理に合う専用の切身魚になるように作っています。天ぷらや唐揚げ等の揚げ物にはひとくち大にカットしたもの、塩焼きやムニエル、煮つけ等には大きめのカットに仕上げています。捌くのが苦手、調理経験がない方でも、誰でも簡単に美味しい魚料理を作れるように切身魚を工夫して参ります。